ムラサキケマン
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ケシ科の越年草。分布は日本全土。平地や林のへりなど、やや湿った所に育つ。葉も茎もやわらかく美味しそうだが、傷をつけると悪臭と有毒なアルカロイドを含んだ黄色い汁が出る。葉は2回3出複葉で羽状に細かく裂ける。春、高さ20〜50cmの稜のある茎を出し、茎頂に総状花序をつける。花は赤紫色の筒形で、先端は唇状に上下に開き、後端は長く伸びて距(きょ)となり蜜をためる。花後、豆のさやに似た長さ約2cmの果実がつき、熟すとちょっと触れても、反射的に果皮が丸まり黒色の種子が飛び散る。

谷津川沿い 2019/4/2

谷津川沿い 2022/4/5

谷津川沿い 2022/4/5

 
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